クランベリーと尿路感染症の関係は?


クランベリーには、たくさんの効用があります。
最も代表的な効用は、尿のpH(ペーハー)バランスを正常に維持することです。これはクランベリーに多く含まれるキナ酸という成分のおかげです。キナ酸は体内で馬尿酸という成分に変わり、この馬尿酸が尿路における細菌の付着や繁殖を防ぎ、老廃物が溜まるのを防いでくれます。
このため、尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎などの尿路感染症の予防に非常に効果を発揮します。また、尿の異常な臭いやにごりも防ぎ、結石を防ぐ効果もあります。

クランベリーにはビタミンCが豊富に含まれていて、その量はオレンジやアセロラよりも勝ります。アメリカではかつて、船乗りたちが壊血病予防のためにクランベリーを食べていました。今では、壊血病はほとんどみられないので、風邪の予防策としてクランベリーが食べられています。

特有の赤い色の色素アントシアニンは、ポリフェノールの一種です。ポリフェノールは、赤ワインの効用として有名になりましたが、抗酸化力が非常に強く、心臓病を引き起こす酸化作用を遅らせる働きがひじょうに強いといわれています。心臓病の多いアメリカではコレステロール値が高いと指摘されたらクランベリーを摂る、というぐらいその効果がよく知られています。
また最近の研究では、尿路内での細菌の付着や繁殖を防止する作用が、口内でも同様に機能することがわかりました。このため、歯肉炎の最大の原因である歯垢の形成を防いでくれます。

クランベリー果実は酸味、苦味、渋味が特徴でそのままでは食用には適さない為、ジュースなどでの摂取が好ましいのですが、予防目的で摂取する場合、濃度が20%程度の清涼飲料水ですと、糖度が高い為毎日の摂取には向きません。
泌尿器系の予防として摂取するのであれば、医療目的で作られた、果汁50%のジュース(160ml)があります。一日に1本程度を食事の影響を受けない就寝前に飲むのが効果的とされています。