ステンレスの内釜が黒くなってしまった


1)煮豆をしたときに黒くなった場合
材料に含まれている「タンニン」がステンレス綱の主成分である鉄と反応し黒くなったものです。
この反応を利用したものが黒豆を作る方法です。調理する際に錆びた鉄釘と材料である豆を一緒に鍋内に入れ鮮やかな黒豆に染め上げることは一般的に知られております。「タンニン」は山菜、ゴボウ、ほうれん草といった所謂「あく」の強い食材に多く含まれており、特に鍋が新品でステンレス綱の表面の酸化皮膜が安定していない場合や長時間食材を鍋に入れ放置した場合に発生しやすくなります。
尚、この黒色変化は無害です。鍋内面の黒ずみはこのまま使用しても問題はないですが、クレンザー等の研磨剤でこすり洗いしてからご使用になった方が良いと思います。

2)釜を洗浄しても黒ずみが残る場合
これは、ステンレス綱の表面に、収納中に大気中の酸素やその他のガス等に浸ることによって自然に生成された 「酸化皮膜」によるもので、しばらく使用しなかったものを白い布巾や紙でこすると黒く汚れるものです。
次にクレンザやステンレスたわしのほか、研磨剤付きのスポンジたわしなどでこすると、黒い汁や粉等がみられる事がありますが、これは硬いたわし等でこする事によって微量ながらステンレス綱の表面が研磨され、これが「みがきかす」となったもので、「酸化被膜」とともにステンレス綱に限らずアルミニウムや銅などの金属製品共通の現象です。
いずれにしても、ステンレス綱成分そのものの酸化物、研き"かす"ですから、衛生上の心配は無用です。